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雑文

看板をあげて、こういう仕事をしていることもあり、
木工業志望者(今現在勤めている方からも)からの相談がちょくちょくある。
何かちからになりたいと思う。
でもアドバイスしかできない。

この数ヶ月で世界経済は悪化するばかり。
先行きの見えない不安な世相は、そういう時事になってあらわれる。
数字から読み取れるものは、その向こう側のそれぞれの生活。
夢や理想は最初からなかったような錯覚にも感じられる。
それが現実、生きていくには今日食べるパンが必要だ。

僕は37歳。
大学を出るとちょうどバブルがはじけた。
幸いそれを乗り越えるだけの勢いと希望があった。
だけど、後半は息切れ。
そのとき図書館で借りた古くさい映画。
主演はヘンリーフォンダ。
時代は善良な青年も犯罪者にしてしまう。
不屈ほど彼を形容する言葉はないのでは?

テレビくんと同じで、映画はえいが作り物。
ヘンリー = トム ジョードではない。
でもそこには、映画という仕事に関わった人たちの怒りと希望が感じられる。
トムジョードはひとりではない。

だからどうってことないねんけどね。



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by kaguno-ongaku | 2008-12-13 06:28 | 夜を日につぎ, blog  

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